総合的な後悔の有無は？
おそらく特に怪我が重いほど、弁護士に依頼して後悔することは減るのではないでしょうか。理由は、重くなるほど弁護士に依頼した方がメリットが大きく、交通事故では比較的軽症と言われるむち打ちでも弁護士に依頼するメリットがあるところ、重傷の場合はむしろ必須とも言えるほど弁護士に依頼するかしないかで結果が代わり、それが被害者のメリットとなるため後悔はしにくくなると思われます。
費用面の後悔
重傷の場合は、まずその後悔は起きにくいでしょう。弁護士費用が当然かかりますが、それを引いても、弁護士に依頼しなかった場合に比べて被害者の元に入る金額は増える場合が多いからです。重傷の場合は慰謝料（通院慰謝料と後遺障害慰謝料）や逸失利益などの金額も大きくなります。後遺障害の等級も準備が足りずに本来受けるべき等級を受けられない被害者の方もいらっしゃいます。その場合は後遺障害等級をベースに相場が変わってくる後遺障害慰謝料や、労働能力喪失率を元に収入と掛け算で計算される逸失利益も大きく変わります。場合により大変な不利益となりますが、そもそも人生であまり起きることはない交通事故について、被害者の方にそのような前提知識は乏しいことがほとんどで、また自分の保険会社から提示された金額が妥当なのかの検証も困難を極めることが普通です。
無料で相談できる公的な相談窓口
「公益財団法人 交通事故紛争処理センター」：交通事故の損害賠償問題の紛争解決を中立公正な立場で、無料で、相談できる公益財団法人
公的機関でなくても、交通事故について相談が可能な全国の弁護士法人などで相談・依頼をするのも、利益が大きいことがとても多いです。弁護士費用はかかりますが、実際は、その弁護士費用を差し引いても被害者が受け取れる金額は増える（特に重い怪我の場合は数千万円以上増額することも稀ではありません）ことが多いため、損とならずむしろ手取りの金額が増えるケースが非常に多いのです。費用が心配な場合は公的な無料の相談所も良いですが、まずはどこでも良いので弁護士に相談することが、交通事故被害者によって、より良い解決の第一歩です。
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